MASTER MECHANIC 3.0

Barnett Bicycle Instituteにメカニック留学

バーネットバイシクルインスティチュートについて

卒業生分布図

バーネットバイシクルインスティチュートは、日本の職業訓練校的な機関としてコロラド州に認可を受けているスポーツ自転車メカニック養成学校。アメリカ大陸だけでなくヨーロッパやアジアからも多くのメカニックが学びにやってきています。地図上の出身地に卒業する日に針を刺すがの一つの儀式になっています。こちらはアメリカの地図ですが、この他に世界地図もあり、ヨーロッパ各国やオーストラリア、韓国などからも多い印象です。
これは2011年当時3人の日本人が留学した際に撮影した写真ですが、日本には2003年に留学した2人の日本人が刺した針も刺さっていました。ちなみに日本からは10名ほどがこれまで勉強しに来ているようです。

創設者のジョンバーネット氏

創設者のジョンバーネット氏と(2011年02月)

創設者のジョンバーネットさんは1973年頃から自転車業界で働き始め、ショップメカニックやサービスマネージャー、レースメカニックなどの経験を活かし、独立した自転車メカニック養成学校としては世界的に初めての例ともいえる「バーネットバイシクルインスティチュート」を1980年頃に創設しました。他には、自転車専門工具メーカーと工具を共同開発したり、業界誌などにコラムを執筆していたりします。自転車いじりに関する著書も豊富です。
おそらく現役のメカニック指導者として最も長いキャリアの持ち主ではないでしょうか。

11000ページにも及ぶ物凄いボリュームの教材

この学校の教材でもある「BARNETT'S MANUAL Analysis and Procedures for Bicycle Mechanics」は1989年に誕生し以来、自転車やパーツの規格の進化や工具の進化と共に改定をくりかえしています。バーネットマニュアルは11000ページにも及ぶボリュームで、各部の正しい調整手順や分析などの事柄をほぼ完全に網羅していることから、世界中の自転車メカニックが参考書やマニュアルとして利用しています。
ちなみにこのマニュアルは市販されているので誰でも手に入れることができます。

わざわざアメリカに留学した背景

世間でよしとされている調整方法や自分自身が経験で培ってきたスキルに、納得できる論理的根拠や裏付けが欲しかったのですが、まだ身近には存在しませんでした。

1997年に国内の自転車整備士試験に合格していたバイクプラス創業メンバーのひとり西村は、プロのショップメカニックとして働く中で、お客様の自転車を触る以上、トライアンドエラーによる経験知の積み上げではなく、正しい知識、正しい手順、正しい判断基準を論理的に学習する必要性を感じていました。当時日本にはまだスポーツサイクルの組立やメンテナンスを論理的に学ぶことができる文献も場所も存在せず、プロショップで作業にあたっているほとんどのメカニックが、独学や経験知による知識や、正確には正しいかどうかもはっきりしていない曖昧な判断基準しか持てていない時代でした。
きちんと最高の調整をできているつもりでも、実際に自分が触った自転車が本当に良いモノになっているかどうか、お客様に説明できるくらい腑に落ちる論理的根拠や裏付けが欲しかったのです。それが初心者の方やサイクルライフを楽しんでいる方々にメカニックサービスを提供する者として顧客満足につながると感じたからです。そして2000年、それは突然やってきました。

ついに最高の技術指南書との出会いが!しかしそれは前出の英語の分厚い何冊もの書物...

メカニックとして入社した外資系アウトドア専門店の日本一号店で初めて目にしたのが前述のバーネットマニュアル。驚いたのがそそのページ数と重量。そんなことまで覚えておけないよ...ということまで包括的に網羅された半端ない情報量。その外資系ショップでさらに驚いたのは、アッセンブルトレーニング、メカニックトレーニングという体系だったメカニックの勉強の場が用意されていたこと。日本では自転車いじりは教えてもらえるものではなく、自分でいじり倒して自分で習得していくものだったからです。また、トレーニングの内容が科学的に立証されている論理的に納得のいく内容だったことに心酔し、いつかバーネットに行こう!と思うようになりました。
そして、働いているショップがあっという間に(笑)日本から撤退してしまうという紆余曲折を経て、2003年、ついに実際にバーネットへ学びにいくチャンスが到来したわけです。

ここだけの話ですが、

当時国内で常識とされていたあのパーツの組み付け方法が、実はどちらかというとやらないほうが良い、やってはいけない方法だったと知ったのはショッキングでした。また、トライアンドエラーを繰り返しながら経験的に身につけていかなければならないあの作業も、実はある計算をすることでより速くより正確に完了できると知り、衝撃でした。

雑誌に大きく取り上げられ様々な反響が。その中でも想い出に残る出来事が。

バーネットへの留学がサイクルスポーツ2004年04月号に大きく紹介されました。これが当時の記事になります。初心者向けのメンテナンス記事連載のお話をいただいたり色々な反響がありました。中でも思い出に残っていることが2つあります。
1つは、老舗プロショップで働き、申し分ない技術を持ちながらも「何を判断基準にもてばいいんだ?」「正解ってなんなんだ?」と、バーネットを知る前に抱えていた悩みと同じ悩みを持つ人物が、ここならその答えが見つかるかもしれないと働きにきたことです。お客様に根拠の見えるキチンとしたサービスを提供したいという想いは一緒でした。
2つ目ですが、当時は国内でスポーツバイクメカニック養成講座を作ろうという動きがようやく始まったばかりで、その立ち上げに携わっていた業界の先輩方がとても感心を示してくださり、立ち上げに向けた動きにちょっとだけ関わらせていただいたことです。
学びたいと思っているプロが他にもいること、学ぶ場を作ろうと思っているプロが日本にもいたことは刺激的でした。アメリカで見たスタイルにショップのカタチやサービスのカタチが変わっていくと感じました。国内でもテック専用のエリアを設けるサイクルショップがここ10数年でかなり増えてきた実感がありますが、それは2003年のアメリカではすでに普通の光景でした。

最高メカニックの証「マスターメカニック 3.0」とは?

最高レベルのメカニックに与えられる称号

バーネットバイシクルインスティチュートのマスターメカニック3.0の認定証

3週間みっちりと授業を行ったのち、2年間のフルタイムメカニック経験を有するなどの受験資格がある者のみ、2日間にわたる筆記と実技からなる認定メカニック試験を受験することができます。テストの結果、60%以上の点数を取ったものは合格となり、合格した者はさらに取得点数により5段階のレベルに分けられます。下から「テクニシャン 1.0」「テクニシャン 2.0」「エキスパートメカニック 1.0」「エリートメカニック 2.0」そして最上位が「マスターメカニック 3.0」となります。
「マスターメカニック 3.0」の称号を得るには、90-100%の点数を取らなければならず、かなり狭き門となっています。迅速且つ正確に作業ができる者でないと合格できないレベルです。日本人でその最高レベルの称号を与えられたのは、バイクプラスに在籍している2名のみです。

最後に・・・

自転車好きとしての経験や勘のみに頼った我流の曖昧な判断基準や技術によってお客様の自転車をいじるのではなく、正しい判断基準を持ち、分析や計測を怠らないことが大切。

バーネットバイシクルインスティチュートのマスターメカニック3.0の認定証

バイクプラスでは、「マスターメカニック 3.0」保有者が、自転車いじりのグローバルスタンダードとも言えるバーネットマニュアルに則り、全店スタッフのメカニックスキル向上のトレーニングにあたっています。お客様に安全で快適な自転車ライフを満喫していただくために私たち自転車ショップは、経験や勘のみに頼った我流の曖昧な判断基準や技術によってお客様の自転車をいじるのではなく、分析や計測、正しい判断基準を持つことが大切だと考えています。またさらに、知らないことや覚えていないことがあったら経験や勘を頼りにやみくもに作業を行うのではなく、経験と勘を過信せず、わからないことはわからないと、出来ないことは出来ないと、謙虚にマニュアルを振り返ったり調べたりすることが重要だと考えています。

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